定義
ニュー・ムラッバは、サウジアラビアのリヤド北西部、アル・キラワーン地区に位置する19平方キロメートルのマスタープラン型複合用途開発である。ニュー・ムラッバ開発会社(NMDC。公共投資基金(PIF)の完全子会社)が開発し、リヤドの新たな都心地区として設計されている。開発の象徴的なランドマークは、2026年1月に建設が停止された高さ400メートルの立方体建造物ムカアブである。
概要
ニュー・ムラッバは、10万4,000戸の住宅、9,000室のホテル、98万平方メートルの小売空間、140万平方メートルのオフィス空間、62万平方メートルのレジャー・娯楽施設を提供する計画である。同地区は40万人の住民、1日あたり10万人の通勤者、年間9,000万人の来訪者を目標とする。サウジアラビアの非石油GDPに1,800億リヤル(480億ドル)を寄与し、直接・間接で33万4,000人の雇用を創出すると見込まれている。
NMDCの会長はムハンマド・ビン・サルマン皇太子が務める。プロジェクト管理・設計の委託先は、パーソンズ、アトキンス・レアリス、AECOM、ジェイコブズである。ムカアブの建設は停止されたものの、住宅・商業地区全体の開発は、エキスポ2030および2034年FIFAワールドカップの期限に合わせた段階的な方式で継続される見込みである。
主要事実
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 総面積 | 19平方キロメートル |
| 住宅戸数 | 10万4,000戸 |
| ホテル客室 | 9,000室 |
| 小売空間 | 98万平方メートル |
| オフィス空間 | 140万平方メートル |
| レジャー・娯楽 | 62万平方メートル |
| コミュニティ施設 | 180万平方メートル |
| 象徴的ランドマーク | ムカアブ(400メートルの立方体) |
| 開発者 | ニュー・ムラッバ開発会社(PIF) |
| 目標人口 | 住民40万人 |
| 年間来訪者(予測) | 9,000万人 |
| GDP寄与(予測) | 1,800億リヤル(480億ドル) |
| 雇用(予測) | 33万4,000人 |
| 当初スケジュール | 2023〜2030年 |
| 修正スケジュール | 2040年までの段階的提供 |
ビジョン2030における役割
ニュー・ムラッバは、リヤドに関するビジョン2030の都市化戦略の中核であり、2030年までに首都の人口を960万人へ拡大し、世界トップクラスの都市として確立するという王国の目標を支える。同プロジェクトは、多国籍企業にサウジ拠点の設置を求める地域統括本部(RHQ)プログラムと整合し、上質な商業・住宅空間への需要を喚起する。また、サウジアラビアの観光多様化と不動産投資の目標も支える。